【救助開始！】輪島市・西保地区の孤立集落、空からの救出が始まり、被災者が不安の中で生きる姿勢を見せる！

土砂崩れと道路寸断に見舞われた西保地区

輪島市の北岸に広がる西保地区は、元日の能登半島地震で発生した土砂崩れと道路寸断により、孤立した状態に陥りました。美しい海沿いの景観が広がるこの集落では、約60世帯100人が住んでいます。

地震発生から5日後、自衛隊のヘリコプターが西保地区に到着し、初めての支援物資輸送と一部住民の救出が行われました。しかしこれにも限界があり、11日になって各機関が協力し、本格的な空からの救助活動が展開されました。約40人が安全な場所に避難できたものの、まだ多くの人々が避難所での不安に直面しています。

孤立した状況で情報も入らず、外部との連絡が途絶えた被災者たちは、救助の遅れや孤独さに不安と不満を抱えています。公民館に避難する住民たちは、外部の出来事について知らないまま、報道陣に対して「外で何が起こってるんですか？」と話しています。

被災者たちは、孤立状態が続く中で不安な日々を送っています。インターネットが復旧したことで初めて外部の情報に触れ、地震の被害の全貌や救助の見通しについて知ることとなりました。帰省中に孤立した人たちもおり、生活の不安や将来への不透明感が広がっています。

救出された被災者たちも、生活再建に向けて不安を抱えています。地域の復興が進まなければ、廃村化の懸念もあります。長手富美子さん（82）が「生まれてずっと住んでいる人ばかり。親しい人たちと別れないといけないと思ったら……」と語るように、未来への希望と課題が交錯しています。

能登半島地震に見舞われた西保地区では、まだ救助が必要な人々が避難所で不安に直面しています。空からの救出活動が続く中で、被災者たちは困難に立ち向かいながら、未来への希望と向き合っています。